カゼウス厳選おすすめワイン
【ブルゴーニュ・コート・サンジャック・ピノ・グリ/ドメーヌ・アラン・ヴィニョ】
国:フランス・ブルゴーニュ 品種:ピノ・グリ
https://caseus.jp/products/detail/194
ブルゴーニュ最北端で造られる珍しいロゼワインです!
ブルゴーニュといえば、白のシャルドネや赤のピノ・ノワールというイメージある方が多いと思いますが、このワインはピノ・グリという葡萄品種を使用しています。
というのも、ここの産地はブルゴーニュ地方でも最北端、あのシャブリ地区よりも北にあります。そのまま東に行けばアルザス地方があるくらい北部であり、冷涼な産地です。しかし、南向き斜面と近くに流れるヨンヌ川の反射熱などで、霜も発生しないといいます。
さて、テイスティングしてみましょう。
最初に立ち上がってくる香りは、アンズや梅のような甘酸っぱい果実を感じる。
スワリングすると、ゼラニウムなどやや苦味のあるハーブの香り、火打石などのニュアンスもでてくる。
口に含んでみると、予想通り酸味が強い…しかし、それほど酸っぱくない…矛盾している表現かもしれないが、葡萄や柑橘類の含まれるリンゴ酸やクエン酸などの舌にさすような酸味ではなく、もっとまろやかな酸味だ。
それもそのはず、このワインはアルコール発酵後、乳酸発酵をさせていた。
いわゆるマロラクティック発酵というやつだ。
赤ワインを作る工程では、基本的に行うが、白ワインを造るときは、本来の葡萄の酸味を活かして爽やかでフレッシュな味わいを残すために乳酸発酵をさせない白ワインが多い。(高級白ワインでは行っていることが多い。)
ということで、リンゴ酸やクエン酸が乳酸が変わることで、舌にあたったときの酸味が柔らかくなる。酸の強い葡萄だからこそ、活きる醸造法の一つだ。
そして、余韻にじんわり旨みが残る。ミネラルが豊富な自然農法の葡萄ということがわかる。どんどん身体に染みわたっていく感覚がある。
優しくも飲み応えのある美味しいロゼワインです。
ぜひロゼワインがあまり好きではないという方にも飲んでほしい一本です。