【ルーセット・ド・サヴォワ/シルヴァン・ラヴィエ】
国:フランス サヴォワ地方 品種:ルーセット(アルテス)100%
本日のワインは、日本でもなかなか飲む機会の少ないサヴォワ地方の白ワインを紹介いたします。
スイスと国境を接するサヴォワ地方は標高も高く冷涼な地域です。
そのため、ワインの生産量の70%は白ワインを産しています。なかでも、ルーセット(現地ではアルテスというらしい)が、最も多くサヴォワ地方を代表する葡萄品種となっています。
さて、テイスティングしていきます。
第一の香りは、レモンやグレープフルーツのような柑橘類の香り、ハーブなどやや青っぽいニュアンスの香りもある。
スワリング後は、小さな花の蜜のようなほのかな甘いかおりと、果実の香りのボリュームがます。
口に含めば、しっかりとした酸味が舌とほほを刺激する。歯茎を引き締める収れん性も強く、ミネラル分が豊富であると分かる。
余韻にわずかに苦みを感じるが、不快ではなく、むしろ口の中をスッキリとしてくれる。
暑い日に、キンキンに冷やして飲みたいワインだ!
合わせる料理はカルパッチョやサラダ、生カキなどレモンをかけて美味しい料理合う。
合うチーズは、フレッシュチーズはもちろんのこと、同地方で造られるルブロション・サヴォワや熟成の若いコンテ、あるいは、熟成が浅いまだ酸味がしっかり残るシェーブルチーズなどが相性がいい。