国:フランス 地域:ボルドー ブドウ品種:メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、カベルネ・フラン10%
相性のいいチーズ:ブルーチーズ(強め) ウォッシュチーズ(濃いめ) ハードチーズ(長期熟成)
ベリー系果実溢れるクリアな香り。トーンの高いシルキーな果実を細やかなタンニンが支える味わいは非常にバランスが良く、凝縮感も備えている。豊満な果実とエレガンスを備えた女性的なしなやかさが魅力。
シャトー スオウはガロンヌ河右岸、コート・ド・ボルドーのカディヤック地区に位置する。17世紀に貴族の狩猟の館として建造されたが、その後オーナーの変異を経て、19世紀にはワイン造りが行われていおり、赤白ともに評判であったという。1986年にボネ家の所有となり、現在では女性当主のモニーク・ボネがワインを手掛けている。
65haの所有畑はシャトーを取り囲むように広がる。南から南東に開けた台地にあるため、非常に日当たりがよく、砂利の多い粘土質土壌が高いクオリティのブドウを育む。2008年から有機農法を採用。女性ならではの細やかなワイン造りにより、カディヤック地区の特徴である。赤や黒系の果実の気品のある香りと官能的な味わいを備えた作品を生みだしている。
デカンターではプルミエール・コート・ド・ボルドーの注目シャトーに挙げられ、ロバート・パーカーからはお買い得なボルドーの例として推薦される優良シャトーである。