暖炉の前にこの「ラクレット」を置いて、溶けてきたところフォークでジャガイモやバケットの上に流し込む。アルプスの少女ハイジの一場面で日本人でもお馴染みのチーズになりました。そもそも「ラクレ」=「削り取る」というフランス語からきていることから、昔からこのようにして食べられていたことが伺えますね!
カゼウスで扱うラクレットはスイス産ではなく、フランス産のものです。
スイス生まれのラクレットですが、アルプスを超えてフランス側にも伝わりました。フランス産のラクレットは風味も優しく穏やかな味わいです。
グラタンや朝食にバケットにと気軽に使えるリーズナブルな価格ですので、どんどん料理に使ってみてはいかがでしょうか?
初代M.O.F.を受賞したモンス氏は、フランス・リヨン郊外ロアンヌで、両親からチーズ熟成士の仕事を受け継ぎました。
両親は青空市場に車で行商し、チーズ屋を営んでいましたが、モンス氏と弟ローランも加え家族で会社を経営するようになりました。
今ではフランスの三ツ星レストランをはじめ、世界各国にチーズを出荷する会社へと成長を遂げています。
モンス氏は2007年に廃坑を買い取り、最適な湿度を保つ自然なカーブを作り、現在はそこでチーズを熟成させています。
湿度と温度のコントロールは当然のこと、チーズによっては棚板の木も変えるのほどのこだわりのチーズ熟成士です。