国:スペイン 地域:リオハ ブドウ品種:ヴィウラ80%、マルヴァジア10%、ガルナッチャ・ブランコ10%
ビオディナミ ビオロジック/エコセール
相性のいいチーズ:長期熟成ハードチーズ、ホワイトチーズ(クリーミィ)、ウォッシュチーズ(濃いめ)
モ標高450m、粘土石灰 土壌・高樹齢の地ブドウ3品種を木樽で発酵後、9 ヶ月シュールリー 熟成しました。淡いグリーンイエロー色、とろりとした粘性、香ばし い麦わらやトロピカルフルーツ、ペパーミントの香り、じわじわと拡 がる旨味と溶け込む滑らかな酸、余韻長めの印象です。
今となっては幻のDomaine de la Combeの最初の醸造責任者。
1978年3月7日パリ郊外のPaissy生まれ。
ワイン造りに興味があり、それも最初からビオディナミに興味があったと明確な目的を持っ ておりました。1998年から2000年までボルドー・リボンヌでワインの醸造を学び、研修先は ボルドーのビオディナミの実践者、Cote de Marmandeを選びました。学校の卒業試験に 受かる為、不本意な答えを書かなくてはならなかったと言い張る。
ボルドーの後に目指したのはやはりブルゴーニュ、ピノノワールやシャルドネの単一品種に 興味があったからとの事。そこで就職先に選んだのは、やはりビオディナミといえば天下の LEROY。
しかしそこはたった1年で辞めることになりました。其の当時で畑だけで16名のス タッフ、醸造所には10名のスタッフが常駐、非常に理想的だったにも関わらず、です。何故 ならそれはBourgogneでChassorneyのワインに出会ったからです。彼のワインを試飲し、あ まりに感動しその足でDomaineを訪問、すぐさま働きたい意思を申し出ました。
2001年の8月の事でした。それから1年間Cossard氏と一緒に働き、そして直ぐ にDomaine de la Combeの立ち上げスタッフとして派遣されました。
そしてDomaine de la Combeを2年勤め、前からの夢、独立を目指して南仏へと旅立ち ました。Ponseの醸造を手掛け、まだスペイン では珍しいBIOワインを誕生させ、現地に新風を巻き起こし、そして2006年いよいよ自分 100%の力で独立しました。
彼の選んだDOCは天下のRIOJAです。
リオハは大きく3つの土壌に分けられます。その最上流、リオハ・アルタに位置する樹齢の 古い畑1.5haを取得。
通常この場所は土壌のPHが高く、酸が少なく重たいタイ プのワインに仕上がりますが、彼の選んだ畑は標高600m、土壌もPHが3.10と理想的な 為、酸のしっかりした葡萄が誕生します。
この地は冬はしっかり寒く、雪も降り、夏は太 陽がサンサンと照り輝き、1年中1日の寒暖の差が非常に激しい。その地で樹齢50年以上の葡萄から低収量で収穫された葡萄を、何と1つ1つの土壌の 個性を重要視する為、大きな発酵タンクで仕込みをしないで、小樽を利用して発酵をさせました。
これだけ収穫日や畑による違いにこだわる生産者もいないのではないでしょうか?
この1つ1つの樽からワインを試飲するとまだ発酵が始まったばかりなのに、1つ1つはっきりとした個性があります。