国:南アフリカ 地域:ステレンボッシュ ブドウ品種:ソーヴィニョン・ブラン100%
独特のミネラル感と美しく華やかな酸味を生み出します。
相性のいいチーズ:シェーブルチーズ ウォッシュチーズ(優しめ)
標高700m~1000mに達し、非常に冷涼なエリアです。ステレンボッシュのような地域よりも2カ月以上遅く熟成期を迎えるため、とても綺麗な酸を湛えたブドウを育みます。主に頁岩ですが、石灰岩の一種であるライム・ストーンの他に、テーブルマウンテンが形成された当初のままの砂質であるテーブルマウンテン・サンドストーンで構成されており、独特のミネラル感と美しく華やかな酸味を生み出します。
正式名称 『Calender Peak Mountain Vinyards』 の名の通り、標高約1000mの高地で生まれる美しい白ワインの 生産者です。
2014年からは南アフリカの新進気鋭の若手ワインメーカーである、ドノヴァン・ラール氏をパートナーに迎え、彼が醸造を一手に引き受 けています。
自社畑はタルバッハの東に位置するセレス・プラトゥ地域の“Koue Bokkeveld”という地区に位置しています。“Koue Bokkeveld”とはア フリカーンス語で“Cold Goat Field=寒い羊の草原”という意味で、一帯の標高は700~1000mに達し、冬には雪が降るとても冷涼な地域です。し かしこの寒暖差こそが美しい酸を生み、テロワール由来のミネラリティー溢れるワインを生み出します。またこの地域は通称「シーリーズ」と呼ばれてい て、南アフリカを代表する果物の栽培地としてとても有名です。
かつてはワイン用のブドウ産地としては全く無名でしたが、今から30年ほど前に、政府
が実験的にフランスから輸入したシャルドネ株を植えたところ、類稀な火打石の香りを持つワインを造ることに成功したことからまずはシャルドネの栽培
が始まりました。当時の畑の所有者であるマクドナルド家はリンゴと洋ナシの生産農家でしたが、徐々にブドウ栽培に移行していくことになります。時が
経ち2006年、かの 『Ataraxia/アタラクシア』のケヴィン・グラント氏がこの畑からシャルドネを買い付けて醸造したワインが、当時オークションで最高
額を付けて競り落とされたことがきっかけとなり、一躍有名になりました。「気候」、「土壌」、「醸造家」の魅力が織りなす類稀なる 「ソーヴィニヨン・ブラ
ン」 と 「シャルドネ」 の個性を味わえる逸品をぜひお楽しみください。