内容量:330ml
相性のいいチーズ:カマンベール・ド・ノルマンディー ホワイトチーズ(濃いめ)
配送料:関西・中部・中国・四国1100円、関東・信越・九州1200円、南東北1300円、北東北1400円、北海道・沖縄・離島1550円
リンゴ栽培家が無農薬無添加で造るブルターニュ産のシードルで す。ブリュットと同じ自然な醸造法ですがフィルタリングにより途中 で発酵を止めることによりアルコール度数は控えめの4%で、やや 甘口に仕上げています。輝く濃い麦わら色で熟したリンゴの芳醇な 香りの中にパインやシナモン、ハニートーストのニュアンスを感じ ながら口に含むとジューシーで心地良い甘みが一杯に拡がります。
2009年6月、フランス北西部ブルターニュ地方の主要都市レンヌから北西に40キロ車を走らせました。そこ はCaulnes村で1986年よりリンゴを生産する 「ル・セリエ・ド・ボール」。
ミシェル・ブゴーと妻のパトリシアは親から受け継いだリンゴ園に加え、自分達で買い足したものを合わせ て、現在約50haのリンゴ園を所有し、樹齢4 ~ 23年のリンゴ15種類、約25,000本を育てています。
シェフと して腕を奮っていた彼は、無農薬のリンゴを自ら栽培したいと妻のパトリシアと共に生産を開始、当時はすべ てを協同組合へ売っていました。今となっては引く手あまたのビオリンゴも当時は「ビオロジック栽培」=「特 殊」と見なされ、変人扱いされることが多かったと言います。
2001年より自らシードル醸造を開始し、現在で はリンゴの1/3は自家醸造、残りはビオリンゴとして他のシードル生産者などへ販売しています。シードルリー (シードル醸造所)は、自家栽培、自家醸造を行う「Cidre Fermier(シードル・フェルミエ)」、リンゴを農家か ら購入し、自家醸造を行う「Artisanal(アーティザナル)」、工場などで大量生産を行う「Industriel(アンドゥ ストリエル)」に分けられます。シャンパーニュ風に言うと「RM」に位置付けられるシードル・フェルミエ、中でもビ オロジック栽培を行っている生産者はとても珍しく、現地でもかなりレアな存在として位置づけられています。
リンゴは、自然に熟したものから順に地面へ落ち、それを合図に10 ~ 11月に収穫が行われます。そしてブ ドウとは大きく異なり、収穫後水洗いすることからシードル造りが始まります。
醸造所へ運ばれたリンゴは清 潔に保つことがとても大切で、きれいに汚れを落とし、苦味の原因となる種の部分を機械でくだき取り除きま す。そして特殊なグラスファイバー製のタンクでゆっくり時間をかけてアルコール発酵を行い、自然に発生した 炭酸ガスと共に瓶詰めします。
やや甘口のDemi secは発酵途中の糖と炭酸ガスが残った状態で、フィル
ターにかけ酵母を取り除き、発酵を止めて瓶詰めします。Brutは更に時間をかけて自然発酵を見守り、バラ
ンスの取れた辛口に仕上げます。ミッシェルは、無農薬栽培はもちろんのこと、醸造中の酸化防止剤の添
加を極端に嫌い、栽培や醸造段階で一切の薬品を使用しないナチュラルなシードル造りを実践していま
す。苦味のあるビールのようなタイプを好むブルターニュと少し甘めのフルーティなタイプを好むノルマンディー、
両地方のちょうど中間に位置する「セリエ ド ボール」では、BrutとDemi Sec 2種類を生産しています。お好
みはどちらですか?本場フランスの本物BIOシードルをお楽しみ下さい。