北海道・旭川から東に30kmほど行くと美瑛の町がみえてきます。さらに東に少し行くと延々と連なる美しい丘に、美瑛放牧酪農場がある。
ここでは、脂肪分の多いミルクを出すジャージー牛とブラウンスイス牛が青々と茂る牧草地で放牧がされています。
そんなのびのびと育った牛のミルクから造られるチーズというだけで、期待値が上がってしまいます。
しかし、この「フロマージュ・ド・美瑛」は、そんな期待をさらに上回る素晴らしいチーズでした…
ヨーロッパのナチュラルチーズ好きなら、誰もが知っているフランスを代表するコンテ(Comté)と間違ってしまうほどの、風味・味わい・食感・舌触りだったからです。
調べてみれば、それもそのはず、チーズ製造の器具やモール(型)、圧搾機などがコンテ製造に使っているものと同じものを輸入されていたのです。
それもかなりオートメーション化が進んだ最新鋭の器具です。
とはいえ、やはりこれだけ美味しいチーズをつくためには、良質の飼料とストレスのない環境で育てられた牛たち、そして、衛生的に搾乳するための搾乳場など、さまざまな努力と情熱があるからこそ、こんなにも素晴らしいチーズが日本に誕生しました。
ぜひ、この素晴らしいチーズを一度味わってみてください。