国:フランス 地域:ボルドー ブドウ品種:セミヨン100%
ビオディナミ ビオロジック/エコセール
相性のいいチーズ:シェーブルチーズ ホワイトチーズ ウォッシュチーズ(優しめ)
ボルドーのアントルドゥメール地区南部で1963年よりビオロジック 栽培を続けてきたシャトー・オー・マレ一家が造るセミヨン100%の クレマンでスリニャックに所有する土地名を冠しています。グリー ンを帯びた淡いイエローから、ハーブ、レモンや白い花の香り、やさ しい泡に包まれたフルーティー且つミネラリーなテイストに心地良 い酸を伴う均衡のとれたアフター、素晴らしいコスパです。
世界有数のワインの銘醸地ボルドー。その地を流れるドルドーニュ河と ガロンヌ河の三角州地帯に広がるのが、アントル・ドゥ・メール地区。 ここで1920年にシャトー・オー・マレは誕生し、ブドン家によって代々受け 継がれてきました。
現在は3代目であるパトリック・ブドンが27haのブドウ 畑を所有しています。 彼の父の代から除草剤や化学肥料を使わないビオロジック農法を進め、1995年には有機栽培の認証である「ECOCERT」を取得していま す。土壌は粘土石灰と粘土堆積で、凝縮感があり洗練された味わいの ワインを造り出します。ブドウは垣根仕立てを施され、ボルドーの平均に 比べ約30cm高めに組まれています。この方法はブドウが自然に上に伸びる力を最大限に利用しながら、多くの太陽と風を受けて病気を避ける ために採られています。またブドウ畑の周りに雑木林や溝を残すことで、 ブドウと自然がバランスを取りながらストレスをかけずに共生しています。
こうして出来たブドウは、収穫後ゆっくり4時間もの時間をかけ優しくプレ
ス。雑味の無いジュースが搾り出されます。醸造も極力人の手をかけず
いたってシンプルに行われ、エレガント且つフルーティーで柔らかさを持ち
合わせた非常に優れたバランスのワインが造られます。
実はこのシャトー、あのアルザスビオディナミの巨匠マルク・テンペが22歳
の頃に自然なワイン造りを目指すべく修行をした場所としても有名で、
彼のワイン造りの原点とも言える場所です。「テロワールを最大限に引き
出し自然と共生する」自然派一筋の男が造り出す、エレガントでフルー
ティーなオーガニックボルドー、是非ご堪能下さい。