M.O.F.チーズ熟成士エルベ・モンス セレクションチーズ
国:フランス、バス=ノルマンディ圏 乳種:牛乳 タイプ:白カビチーズ ホール:250g
相性のいいワイン:華やかな赤ワイン しっかりとした白ワイン シードル
配送料:関西・中部・中国・四国1100円、関東・信越・九州1200円、南東北1300円、北東北1400円、北海道・沖縄・離島1550円
今や世界中で親しまれているカマンベールチーズですが、本家本元のチーズがこのカマンベール・ド・ノルマンディなんです!
ノルマンディの小村カマンベールでフランス革命後、この近くに住むマリー・アレルがパリから逃げてきた修道士から白カビチーズの製法を学び、造り出したという伝説があります。
このチーズをパリで有名にしたのは、1850年にこの地方とパリを結ぶ鉄道が開通したことと、長距離輸送可能な経木のパッケージの発明によるところが大きく、そこにナポレオン3世が偏愛したというエピソードも加わって、カマンベールはフランスチーズのスーパースターにのし上がりました。
いまや「カマンベール」は世界中で造られていますが、本家本元のノルマンディーを名乗ってよいのは、無殺菌乳を使い、限られた地域で決められたルールを守って造られているものだけです。
周りを覆う白かびは、スプレーによって吹き付けられ、風乾室で最低21日以上熟成されます。外皮が赤茶色くなり香りも強まる完熟の状態はもちろん美味ですが、中心に白い芯がやや残った状態を本来の熟成とする見方もある様です。
日本で一般的に売られているカマンベールより、風味が強く複雑で奥行きのある味わいになります。
初代M.O.F.を受賞したモンス氏は、フランス・リヨン郊外ロアンヌで、両親からチーズ熟成士の仕事を受け継ぎました。
両親は青空市場に車で行商し、チーズ屋を営んでいましたが、モンス氏と弟ローランも加え家族で会社を経営するようになりました。
今ではフランスの三ツ星レストランをはじめ、世界各国にチーズを出荷する会社へと成長を遂げています。
モンス氏は2007年に廃坑を買い取り、最適な湿度を保つ自然なカーブを作り、現在はそこでチーズを熟成させています。
湿度と温度のコントロールは当然のこと、チーズによっては棚板の木も変えるのほどのこだわりのチーズ熟成士です。