国:南アフリカ 地域:ウェスタンケープ ブドウ品種:シラー98%、カベルネ・ソーヴィニョン2%
相性のいいチーズ:ブルーチーズ(優しめ)、ウォッシュチーズ(優しめ)、
ハードチーズ(熟成若め)
ブドウの3分の2は周辺のオーガニックブドウの農家から購入、残り3分の1はライナカの自社畑のブドウを使用。除梗後、コンクリートタンクとステンレスタンクで天然発酵、8ヵ月熟成。25%は中古のオーク樽を使用。その後ブレンドして瓶詰。カシス、プラム、チェリー、白コショウ、フレッシュなフルーツの香り。柔らかく心地良い酸、赤系果実とスパイスの風味。スムーズでなめらかタッチ、中庸なボディ。フレッシュでジューシー、活き活きとした渋み。バランスが良く、ドライなフィニッシュ。カジュアルなスタイルでも複雑な風味を味わえるローヌ・スタイルのワイン。和食、洋食、中華・アジア系料理など幅広く。他、ローストビーフ、砂ずり、パスタ(ナポリタンなど)、ピザなど。
ステレンボシュの南西、フォルス湾から数キロメートルという冷涼で、ステレンボシュの街やフォルス湾が見渡せる標高250-350mの小高い丘にある(20ha)。畑は海からの冷涼な風が通り、斜面は北、東、南方向にある。土壌は古い砂岩質で、表面には花崗岩や粘土もある。
ブドウの樹齢は古く、約40年。1998年に現在のオーナー、ヨハン・ライナカが母親から農園を引き継ぎ、徐々にオーガニック、ビオディナミ農法に変更していった。2004年、南アフリカで最初のビオディナミ・ワイナリーとして認証を取得。ヨハンは、南アフリカ・ワイン業界のビオディナミ農法の第一人者で、ストイックで哲学者のような人柄。「科学的な物を使用している限り、ワインで本当のテロワールは表現できない。土が活き活きとしてこそ、ワインからテロワールを感じることが出来る。」と。