M.O.F.チーズ熟成士エルベ・モンス セレクションチーズ
国:フランス、イル=ド=フランス圏 乳種:牛乳 タイプ:白カビチーズ
相性のいいワイン:上質なスパークリングワイン 華やかな赤ワイン しっかりとした白ワイン
そして、その存在を世界に知らしめたのが1814年、欧州諸国首脳が集まったウィーン会議でのこと。会議の一環で行われたチーズコンテストにおいて、「チーズの王様」に選ばれました。
ブリー・ド・モーは国が様々な規定をし、原産地のチーズ・ワイン・食材の保護を目的として作られたAOCを取得しています。
その規定の中には、指定された産地で、子牛のレンネットと1個あたり25リットルの無殺菌乳を使用してチーズを製造しなくてはならないなどがあります。この規定によって、厳格に大きさ・風味・味わいなどが守られています。
初代M.O.F.を受賞したモンス氏は、フランス・リヨン郊外ロアンヌで、両親からチーズ熟成士の仕事を受け継ぎました。
両親は青空市場に車で行商し、チーズ屋を営んでいましたが、モンス氏と弟ローランも加え家族で会社を経営するようになりました。
今ではフランスの三ツ星レストランをはじめ、世界各国にチーズを出荷する会社へと成長を遂げています。
モンス氏は2007年に廃坑を買い取り、最適な湿度を保つ自然なカーブを作り、現在はそこでチーズを熟成させています。
湿度と温度のコントロールは当然のこと、チーズによっては棚板の木も変えるのほどのこだわりのチーズ熟成士です。